先週はAUD/CADでAOIからの反発に失敗して大きく下落した一方、EUR/AUDでは下降トレンドから上昇へと目線が切り替わるなど、通貨ペアによって方向性が大きく変化する展開となりました。また、GBP/CADでは上下に大きく動いて方向感が定まらず、GBP/CHFではレンジ相場が継続しました。その一方で、NZD/JPYでは底値が意識された後に上方向へ抜け、上昇の勢いが強まっています。
全体的に、AOIやEMAが意識されて反発する通貨ペアがある一方で、想定していた方向とは逆に動いたり、目線が頻繁に切り替わったりする場面も見られました。特に、レンジを形成している通貨ペアでは、方向性が明確になるまで無理にエントリーせず、ブレイク後の値動きを確認することが重要です。
それでは、各通貨ペアの日足・4時間足の値動きを振り返りながら、先週の分析がどのような結果となったのか、今後どのような点に注目していきたいのかを確認していきましょう。
AUD/CAD(豪ドル/カナダドル)
📈 日足チャート

AOIからの上昇を期待していましたが、反対に大きく下落していきました。週のほとんどを陰線で構成しており、現在は完全に売りが優勢となっています。
⌛ 4時間足チャート

一度AOIを反発し上昇する動きを見せましたが、最高値を更新できず大きく下落していきました。ダブルトップから下落する形となっていて下降トレンドを形成中です。
EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)
📈 日足チャート

一つ目のAOI大陽線で大きく抜けて二つ目のAOIまで到達しました。EMAとキリ番も重なっており価格を抑えているような状態です。
⌛ 4時間足チャート

下降トレンドが進行していましたが、大きく上昇し目線が切り替わりました。EMAも大きく上抜けていてエントリーは難しい状況となっています。
GBP/CAD(ポンド/カナダドル)
📈 日足チャート

二つ目のAOIとEMAによってサポートされて上昇しました。予想していた動きとはいかず高値はいまだ更新できずにいます。
⌛ 4時間足チャート

一度大きく下落し、下目線となりましたがその後v字で上昇して再び上目線となりました。方向感が掴みにくく迷いの見られた相場でした。
GBP/CHF(ポンド/スイスフラン)
📈 日足チャート

今週は調整の週となりました。レンジが形成されAOIの間で行き来しています。EMAが追い付いてきたところなのでこれから動き出す可能性もあります。
⌛ 4時間足チャート

引き続きレンジとなっていました。明確に方向感がでず迷いの見られた相場でした。このレンジを抜けたときに大きく動くと思います。
NZD/JPY(NZドル/円)
📈 日足チャート

底値が固くAOIの位置で揉み合いが発生し、上に抜けていきました。これによって上目線となり週足での戻しを形成すると思います。
⌛ 4時間足チャート

ボックス相場が続き何度も底値を抑えられて上に抜けていきました。EMAも上抜けていて短期的に上昇の勢いが強くなっていることが分かります。
まとめ
- AUD/CAD: AOIからの上昇シナリオに反して大きく下落。4時間足ではダブルトップから下降トレンドを形成しており、今後は戻しを待ってからの戻り売りに注目。
- EUR/AUD: 日足では大陽線で一つ目のAOIを突破し、二つ目のAOIまで上昇。4時間足でも目線が上に切り替わったが、EMAやキリ番などの抵抗要素と、上昇後の調整に注意したい。
- GBP/CAD: 日足ではAOIとEMAがサポートとなって上昇したものの、高値更新には至らず。4時間足ではV字で目線が切り替わっており、明確な方向性が出るかを確認したい。
- GBP/CHF: 日足・4時間足ともにレンジ相場が継続。EMAが価格に追いついてきているため、今後のレンジブレイクと方向性の変化に注目。
- NZD/JPY: 底値の堅さが意識され、日足・4時間足ともに上方向への動きが見られた。ボックスブレイクとEMA上抜けを背景に、押し目買いのチャンスを探りたい。
先週は、AUD/CADで想定とは反対の大きな下落が発生する一方、EUR/AUDやNZD/JPYでは上方向への目線転換が見られるなど、通貨ペアによって明暗が分かれる展開となりました。また、GBP/CADでは短期的に目線が入れ替わり、GBP/CHFではレンジ相場が続くなど、方向性の判断が難しい場面もありました。
今回の振り返りからも、AOIやEMAがサポートとして機能するケースがある一方で、反発を期待していても価格が逆方向へ動くことや、いったんブレイクした後に勢いが続かないことがあると分かります。分析で想定したシナリオに固執せず、実際の値動きに合わせて目線を柔軟に切り替えることが大切です。
今後も、上位足の方向性を確認したうえで、AOIやEMA、キリ番などの反応を組み合わせながら分析していきましょう。特に、レンジ相場では無理に方向を決めつけず、ブレイク後の値動きや下位足での目線転換を待つことが重要です。焦ってエントリーするのではなく、根拠が揃った優位性の高いポイントを丁寧に狙っていきたいですね。


コメント